弊社のスタッフブログをご覧いただきありがとうございます。
今回の記事は、美容室を運営しておられて、今までにいろんな広告を試してきたけれど、結局のところ何をするのが一番いいのかを迷っておられるオーナー様に対してお伝えする内容となっています。
というわけで、ここからは
さまざまな広告媒体が持つメリットとデメリット
についてご紹介させていただきます。
美容室が広告目的で利用するであろう媒体の選択肢としては
- テレビ
- ラジオ
- フリーペーパー
- 折込チラシ
- チラシポスティング
- SNS
- ホットペーパービューティー
- 自社サイト
・・などではないでしょうか。
細かく分類すれば上記項目からさらに分岐していくかとは思いますが、ひとまずこちらの8項目を取り上げていきます。
この記事では「何が良くて、何が悪い」ではなく、利用するにあたって「費用対効果としてのメリット・デメリットの可能性を理解・考慮しておく」必要がある、という観点で説明をしていきます。
予算的にあんまり考えられないけど”テレビコマーシャル”
TVCMが出せる程の美容室となると本当に極々一握りですので、今回は特に言及しません。
そこまでの予算がある美容室であれば、そもそもこのページを見ていないでしょう。
ということで、次にいきましょう。
ラジオでの美容室の紹介
ラジオでの美容室の紹介というのは、ありえないケースではないでしょう。
ただし、ここで注意して頂きたいのが、ラジオ番組のリスナー層についてです。
実際にラジオを聞いているであろう人物を想像してみましょう。
ラジオを聞く人の多くは、何かをしながら聞いている人。
いわゆる”ながら作業”をしている人物ではないでしょうか。
具体的な主なリスナー像として、
・車を運転している人
・夜に作業をしている人
などが主たるリスナーの状況だと考えられます。
※イメージしやすいように、伝えていますので、もっとリサーチすればもっと細かくでてきます。
加えて、どの番組においてどういう風に紹介してもらうかという事になりますが、これも番組によってリスナー層が変化するという事実を念頭に置いた上で、こちらが広告を依頼しなければなりません。
そして、TVCM程ではなくとも、やはり費用としては比較的価格が高い媒体でもあります。
忘れてはいけないのが、広告効果が持続するであろう期間です。
ラジオの場合は、広告効果が有効なのは放送されてから長くても1週間といったところです。
それ以上は効果がないと判断してもいいでしょう。
以上の考察を踏まえると、
その1週間で、広告に掛かった費用を超えて売り上げを上げられるか?
または、顧客リストの獲得で良しとするのか?
といった懸念等が生じることでしょう。
まず、広告を出すタイミングというのは通常よりも値引きされた価格を提示しての集客が多いため、通常に比べて1割増し2割増し、その値引き額の分だけより多くのお客様を集客・対応する必要があるということにお気づきでしょうか?
そうなると、「とりあえず顧客リストが獲得できれば・・」
ということになりますが、価格で獲得したお客様は価格で浮気するということもあり得ます。
浮気させない技術やトークがうちにはある。
ということであれば、ラジオでの広告を実施するのも一つの手かとは思いますが、不確定要素・不安要素があまりに多く、その割には費用がかさみ、広告効果が見込める期間も1週間程度。
結果として、ラジオでの美容室の広告はかなりハードルが高い傾向にあるでしょう。
フリーペーパーで美容室へお客さんを集めるケースについて
こちらは、よく行われている美容室さんも多いのではないでしょうか?
街頭でのチラシ配りや、フリーマガジンとしてポスティングや特定のラックにて配布されている媒体などがメジャーですね。
フリーペーパーならば、依頼時にある程度の配布エリア区分も把握できるので、紙媒体としての広告効果は比較的高い手段であるといえます。
また、一般的なフリーペーパーの傾向として女性向けコンテンツが豊富に掲載されているものが多く、もはやフリーペーパーそのもの自体が”女性向けコンテンツ”というイメージを持たれやすくなっています。
美容室が求める顧客層の一つである”女性客”に対しての広告効果が大いに見込める媒体といえるでしょう。
ただし、オーナーのあなたが”効果がある“と考えるということは、
ほかの美容室もあなたと同じように考えているのです。
そんなフリーペーパー上で、ほかの美容室との違いをアピールできる手段としては、
- 広告表示の枠の大きさ
- 掲載されているサービスの価格
こういったものが挙げられます。
細かいことを言えば、美容院の場所や見た目といった要素ももちろんありますが、
フリーペーパーという媒体を見るユーザーにおいては、サービス内容や金額を見る傾向が強いため、広告の面積が大きければそれだけ金額にも目が行きやすくなり、広告の内容をより強くアピールし、伝えやすくなります。
その上で金額やサービスの面で他店と比較する
ということになります。
その広告の大きさを決めるのは、フリーペーパー側に支払う費用次第です。
ということは、そもそもフリーペーパーという広告媒体は、資金力・キャッシュフローが大きい店舗に強くバイアスがかかりやすい媒体なのです。
もちろん小さい枠でも効果はでますが、
費用をかけた割にはイマイチ効果が薄いんじゃないかな…
と感じることも多いのではないでしょうか。
もちろんこの費用対効果は、美容室運営におけるランニングコスト設計にも大きく関わりますので、効果が無いとは言いません。
確かに集客は可能でしょう。
しかし、数をこなすことが目的になりやすく、薄利多売、もしくはサービスの質の低下、それによる悪評の発生なども起こりえます。
結果として、フリーペーパーでの広告に関しては効果はあるが、当然競合店との戦いや競争は避けられません。
利用するのであれば、以上の点を理解しておく必要があります。
折込チラシで集客をするために知っておいたほうがいいこと
折込チラシということであれば、当然新聞に折り込むという形になります。
そうすると、
どの地域のどういう新聞に出せばいいのか?
といった選択にも遭遇します。
こういった場合には自分の商売のターゲット層について逆算し、
・ターゲット層の年齢層は何歳~何歳であるか
・どういうことに興味を持つ傾向があるか
・どういう仕事や環境なのか
といった条件から考えると、どこの新聞に出すべきかが、ふんわりですが見えてきそうな感じがします。
あくまで感じです。
新聞の購読層などを聞いたり調べたりできたとしても、まずはそれらの情報の信憑性なども考慮しておく必要があります。
また新聞折り込みに関する事実として、各地の新聞の配送センターなどが買い上げているだけで、実際には配られることのない「押紙」という状態もあるのが現状です。
実際に配送されていると報告されたにも関わらず、請求される部数よりも少ない部数しか配達されていない可能性について、軽く調べただけでもいろいろなブログやWEBページ上で言及されているのが見受けられます。
したがって、どの地域のどの新聞であればどれくらいの広告効果があるのかは
すべての新聞である程度試してみるほかありません。
これが、意外と費用がかかります。
また、折り込む費用とは別に、チラシそのものを印刷する費用やデザインする費用なども別途かかります。
最終的には、大手美容室との資本の差に対して、チラシの価格をどこまで下げるかという、まさに体力を削ってすり減らし続けての戦いとなります。
ここでもまた、値引き価格で集めたお客様はそもそも価格で浮気しやすい傾向があるので、継続顧客として抱え込んでいくためには技術スタッフ、スタイリストの質や技術、トーク力なども必要になるため、戦い抜いていくには本質的な総合力の高さが求められます。
そう考えると、意外と手間と労力がかかるうえに、費用もかかる。
そして効果期間が1週間程度。
加えて、新聞の購読数は年々下がってきています。
スマートフォンなどのオンラインでのニュース配信で事足りているので、取っていた新聞を解約、または最初から新聞は取っていないという家庭も多いようです。
とはいえ、大手が新聞に折り込みチラシを入れる場合は、ある程度の効果があるからこそ入れているというケースももちろんあります。
(あらゆる媒体で他店を潰しこんでいくために行う場合もありえますが・・)
チラシポスティングで美容室へ集客?
チラシのポスティングは以前はよく効果が出ていましたが、今は下手をするとトラブルになりかねない可能性を持つようになってきました。
それは、ポスティングを拒否している家庭が増えたということ。
ポスティング拒否をしている人が、ポスティング拒否していることを前提に、クレームを入れてくる可能性があります。
これは、ポスティング業者が誤ってポスティング拒否しているところに投函してしまうことで起こるクレームです。
クレームを入れる人は美容室に直接連絡をするので、その際には美容室側は突然その対応に追われることとなります。
それでも、従来の新聞などに折り込まれるチラシを見ていた家庭などが、たまにポスティングされるチラシに書かれているサービスに納得した場合、お客さんとして来店くださるという事例もあるようです。
チラシのポスティングは、新聞折り込みチラシと性質が似ています。
折込チラシは新聞という媒体と一緒に、ポスティングはそれ単体を個別に届けるというポイント以外は、同じ工程を踏んでいます。
したがって、チラシそのものを用意する手間と費用、そしてポスティングするための費用をポスティング業者に支払うということになります。
そうすると、対応エリアでポスティングしてくれる業者ごとに1件ごとの費用がかかります。
加えて、本当にポスティングされているのか?という点を考えておくことも必要でしょう。
以上の点まで考慮したうえでポスティングでの広告を行うのであればそれは有意義である可能性はありますが、やはりこのポスティングチラシも書いている内容次第では一般的に1週間程度の期間しか効果がないと割り切って使う必要があります。
結局のところ、チラシの内容で求めている効果は「売り上げ」なのか、「顧客リストを増やす」なのか、はたまたその両方なのか..
実施する目的についてよく考えておかないと、思っていたほどの効果がみられなかった..ということになる場合があります。
SNSでの集客は美容室に効果はあるか?
効果があるかどうかでいえば、あると言えます。
ただしSNSの場合は、「インフルエンサー」と呼ばれるフォロワー数が多い拡散力のある人に紹介してもらったり、適切につぶやいてもらわないとほとんど効果がありません。
拡散力がある人に頼らず、店舗のSNSを用意してそれを介して拡散させるという方法もあります。
これに関しては、美容室の業務全般がわかっており、ある程度の会話の能力がある人物が運営することが前提となります。
よくあるケースとして、新人スタッフにSNS運営の対応を担当させる場合がありますが、SNSなどのソーシャルメディアを運営していくには、現場を知る熟練度のある人物で、かつ人を楽しませることを楽しめる人物であることが重要になってきます。
その点を踏まえておかなければ、担当によってSNS運営の方向性がぶれてしまい、せっかくのツールの効果が発揮されなくなるのです。
また、フォロワー数がたまらない限りは、過去に投稿した内容などはほとんど見られないので、結果が出るまでに時間が掛かるので運用を諦めざるを得ないというリスクもあります。
つまり、SNSは効果が積み上げ式になりにくい「ドッカンタイプ」のメディアなのです。
そして、一般に「バズる」と言われるようなドッカンが来るか来ないかは、投稿していることが多くの人の興味に触れるようにシェアされる内容でなければなりません。
望んだ程の効果が目得ないと感じる人も多いメディアなので、形振り構わず率先して行うべきかどうかは少し疑問が残ります。
SNS単体でよい結果を得るためには、投稿を拡散・シェアする側のペルソナ心理が分析できる程の人物でなければ効果の見込める運営はきわめて困難です。
後ほど改めて述べていきますが、ホームページとブログとの連携という形式であれば、SNSメディアを運営することの効果は高まるといえます。
ホットペーパービューティーから美容室への誘導
知りたいことはとりあえずウェブで検索する、という時代において、ホットペーパービューティーの検索結果はユーザーにとっても有益と判定されやすく、加えてテレビCMでも放映されているのでユーザー認識がとても高いツールです。
結論から言えば、人口が多いエリアであればあるほどアクセスは集まりやすく、新規のお客さんも集まりやすいというのは間違いありません。
よく美容室のメインターゲット層として設定されるのが、ある程度自由に使えるお金にも余裕が出てくるであろう40代の女性です。
一方、ホットペーパービューティーの主なユーザーの年齢層としては20代がおおよそ半分くらいといわれています。
もちろんエリアや価格帯によって若干の変動はあるでしょう。
また、テレビCMとネットに慣れている年齢層というと、やはり10代、20代、次に30代となり、一番欲しい40代は少ないという傾向があります。
加えて、ホットペッパービューティー内での露出量を上げようとすると、追加の費用がかかってきます。
そうすると、今までのほかの広告メディアと同じように、結局は資本力がある美容室が勝ちやすいというバイアスがかかっているといえるでしょう。
サービスは厚く、価格は安く、そのうえでホットペッパービューティーに支払う費用が重なるとすると、なかなかハードルが高いのは間違いありません。
それを踏まえたうえで行うのであれば、ホットペッパービューティーは否定はしません。
そういう集客方法もある。というのは間違いないためです。
そうはいっても、広告メディアはやはり費用対効果があって初めて利用し続けることができるものではないでしょうか?
最後に自社ホームページ+ブログで集客することは可能か?
結論から言えば、
可能です。
なぜそう言えるかをご説明します。
お客さんが検索する時のキーワードは、想像以上にいろんな単語や言葉で調べられています。
その中の大きなキーワードを大手が抑えているとはよく言いますが、それでもきちんと情報を更新し続けていけば、検索順位は上がっていきます。
そして気づきます。
あっ・・
実際にお店に来てくれるという人が検索する言葉ってこういうキーワードなの?
ということに。
例えば、
はさみ
と検索したときに、美容室関係の人物であれば、シザーを想像するでしょう。
これが、小さなお子さんをもつ主婦であれば、子どもの練習用のはさみを探しているかもしれない。
裁縫する人であれば、裁ちばさみを調べたいのかもしれない。
中には、はさみをよりよく切れるようにするための使い方を調べている人物もいるかもしれません。
このように、一つのキーワードに込められている”どんな情報を知りたいのか?”という意図は人によって実に様々で、それはトップページに掲載する情報量だけでは到底賄えないのです。
だからこそ、
●● はさみ
はさみ ●●
という言葉で検索してくるユーザーをピンポイントでターゲット層に設定し、その層のユーザーが納得すること・共感することを書いていたとします。
そこからさらにあなたの美容室のサービス内容を見ていただいて、距離、金額、日程、時間帯が合えば、お客様はご来店いただけます。
さらに、ホームページやブログを見て来店いただいた方は、完全な初対面としてではなく、普段のブログの中でのあなたの姿とを重ねてみてくれます。
中には、
- 思った通りの人だった。
- 思ったよりも面白い人だった。
- 思ったよりも誠実そうだった。
少なからずあなたのブログを見てきてくれた人は、ある意味のファンとしてご来店いただいているわけです。
お店に来ているわけではなく
オーナー様や、もしくはブログに登場してくる人みんなのファンとして来ていただけます。
そして、いつものあたりまえの金額とサービスでも通って来てくれる。
サービスや技術は他店と同等だとしたら、安いからと言って浮気されるでしょうか?
絶対しないとは言いませんが、
多くのお客さんが浮気せずに通ってくれることでしょう。
それは、お店に来てくれたあなたのサービスがいいからという要因ももちろんありますが、実はブログを見てもらっていた時点で、この戦略は出来上がっているんです。
また、ホームページとブログというのは、掲載し続ければ続けるほどそのデータの記録が継続されているという判定を獲得出来るので、ブログを書けば書くほどその効果は積み上げ式に上がっていきます。
言い方を変えれば、自社独自の広告媒体を確立することができるのです。
そして、それを見てくれた人の何割かがファンとして新規にお客さんとして来てくれる。
そのイニシャルコストは、ホームページを制作したときの費用だけ。
ランニングコストは、サーバー代とドメイン代、
また、保守管理なども弊社の場合はその内容ごとに少しかかる程度。
そう考えると、ランニングでかかる費用も、年間で数万円で済むわけです。
毎月数万円から数十万円のコストが掛かる、他社と同様の広告媒体に依存するのか。
自社のブログを自社の広告媒体として運用するのか。
どちらが今後の経営力を定着させてくれるでしょうか?
このようにホームページとブログのことをお話しすると、よく「ブログの書き方がわからないんです」と言われます。
わかります。
どんな内容をどういう風に書いたらいいのか悩みますよね?
どういうキーワードに対して書いていいかわかりませんよね?
大丈夫です。
だからこそ弊社のサポートがあります。
充実したサポートプランをつけたとしても、月間で数十万円かかるというようなことはありません(笑)
そして、気づかれていますか?
すでに、弊社にとってのお客さんになる可能性がある【あなたという人】へ向けてこの記事ページが存在している事に。
あなたは同じことを、弊社がご用意するホームページ+ブログで行うだけでいいのです。
先に申し上げておきますが、ホームページ+ブログというのはすぐには効果は出ません。
これは間違いありません。
しかし、例えばポスティング、フリーペーパーなどの広告媒体に掲載しているのであれば、そこから、ホームページを見てもらうように誘導することは可能です。
そうすると、フリーペーパーやポスティングチラシで表現できないことをホームページで見てもらうことができます。
ホームページが育ってブログの効果が上がってくるまでは、そうした形で運用することも可能です。
ホームページの効果が上がってくれば、フリーペーパーやポスティングチラシに掛ける経費を少しづつ減らしていけます。
この形の運営は、SNSや無料ブログなどでは残念ながら対応できません。
無料ブログは広告へ誘導する仕組みができているので、せっかくあなたが書いた記事に対して興味がある人も、広告へ流れて行ってしまうからです。
SNSでは、情報の発信力・拡散力というのは、多数のフォロワーがいれば効果的ですが、過去に投稿したことへのアクセスはほぼありません。
情報として過去に書いた記事が今日、明日助けてくれるという媒体は、ホームページやブログでしかありえません。
弊社では、いろんなメディアを運営してきたノウハウがあります。
ブログを書くときのアドバイスができます。
そのためのホームページがあります。
また、費用に合わせて比較的価格を抑えて制作することもできます。
あとは、いつオーナー様が踏み出してくれるかということだけです。
きっと弊社のノウハウがオーナー様のお力になれると信じています。